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中性脂肪を下げるEPAの効果

EPAの効果として多分一番知られているのではないかと思うのが中性脂肪を下げる効果です。


EPAにはいわゆるメタボリックシンドロームを形成する4つの要素(高中性脂肪、高血圧、高血糖、肥満)すべての改善効果がありますが、なかでも中性脂肪を下げる効果には定評があり、同じオメガ3系脂肪酸のDHAと比べてもその効果は抜きんでているんですね。


具体的にEPAの中性脂肪に対する効果というのは、中性脂肪が腸から吸収されるのを抑える一方で肝臓での中性脂肪の合成および肝臓から分泌されるVLDL(中性脂肪を運ぶリポ蛋白質)の量を抑える働きがあります。


こうしたEPAの中性脂肪を下げる効果は日本では1994年に高純度のEPAが高中性脂肪血症の治療薬として認可されているように間違いないものですし、もっと身近なところだと2003年に「中性脂肪を低下させる作用」の表示が認可された特定保健用食品のEPAを含有した清涼飲料水の「イマーク」が販売されています。(詳細は後述)


中性脂肪値が150㎎/dlを超えると虚血系心疾患(心筋梗塞や狭心症)のリスクが増大するといわれていますから健康診断や人間ドッグ等で中性脂肪値が正常値を超えていた人は普段からEPAの摂取量を増やすことを意識するといいと思います。

EPAで中性脂肪はここまで下がる!

実際にEPAを摂取することでどれぐらい中性脂肪が減少するか寺野隆博士らのチームが行った調査・実験がありますのでそれを紹介しておきます。


【試験内容】
中性脂肪が100~300㎎/dlの53名を2グループに分けて、一方にはEPA含有飲料を、もう片方 にはオリーブ油を含む飲料を毎日飲んでもらい、3か月後の中性脂肪値を測定して比較する。


【結果】
オリーブ油を含む飲料を飲んだグループは中性脂肪の値に変化なし。 EPA摂取グループはスタート時170㎎/dl→4週間後145㎎/dl→8週間後132㎎/dl→12週間後134㎎/dlと明らかな減少が見られました。(さらにRLPコレステロールの減少とHDLコレステロールの増加も確認)


それからもう一つ、九州大学の池田博士が行った血中脂質に及ぼすオメガ3系列の脂肪酸の影響についての研究にも言及しておきます。


池田博士が行った実験は、ラットに対して、オメガ3系脂肪酸のαリノレン酸とDHAとEPAを与えた場合、血中と肝臓の脂質量がどう変化するかを調べたものなんですが、中性脂肪はEPAを与えたものが一番低下することが確認されています。(コレステロールはDHAを与えたものが一番低下しました。)

EPA600mg配合のイマークとは?

前述したイマークについての補足です。


イマークは2003年に「中性脂肪を低下させる作用」の表示が認められた特定保健用食品ということで中性脂肪の数値が高い人に結構人気があるみたいです。EPA600mg、DHA260mgを配合しているため厚労省が通達した1日1000㎎の8割を1本で摂取できます。


実験では、血中脂肪値が120~200㎎/dlの男女系101名を2グループに分けてイマークとオリーブ油配合飲料をそれぞれ12週間飲んでもらったところ、イマークを飲んだグループの中性脂肪値が摂取前に比べて35.3~37.8㎎/dl低下(低下率は19~20%)が確認されたみたいです。


ちなみに正常値の人が飲んでも副作用等の問題もないとか。中性脂肪の値が低い人がイマークを飲むことで正常値になるのかどうかはちょっとわかりません。コレステロール値も下げることができるのでメタボ対策にチャレンジしてみるのもいいかと思います。