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魚(DHA・EPA)を食べるとうつ病にならない!?

日本でもうつ病についてクローズアップされるようになりましたが、欧米をはじめとする先進国も例外ではなく、うつ病をはじめとする心の病を抱える患者が増えているといいます。


そんなうつ病に対してDHA・EPAが効果的という話があります。


というのも魚の消費量が多い国ほどうつ病になる人が少ないという相関関係をあらわしたデータ(1998年;Hibbeln)もあるくらいだからです。


他にもうつ病患者のうつの程度の差と赤血球膜の「アラキドン酸(AA)/EPA比」を調査したものでは、うつ病の程度が強いほど、アラキドン酸偏重になっており、うつ病の程度が軽いほどEPAの値が高いという相関関係が認められています。


また、うつ病に関連したものとしては自殺がありますが、これは魚を普段から食べている人は、そうでない人に比べて自殺率が少ないという関連性があることは日本はもちろんフィンランドやアメリカで行われた調査でわかっています。


こうした多くの実験や調査からうつ病に対してDHA・EPAの効果効能があるようだとわかっているわけですが、DHA・EPAを摂取することで脳内のセロトニンの働きを高めることができることがうつ病や自殺の抑制に影響しているのではないか?といわれています。

DHA・EPAは攻撃性を抑制する

学校や会社に必ず一人はいるのが「キレやすい」人。ストレスによる不満を暴力で発散する人のことですが、こうした衝動的、暴力的な人は血液中のDHAが少ないといわれています。


アメリカのジョセフ・ヒベルン博士による世界26か国を対象にした調査ではその国の魚の消費量と他殺件数には逆相関の関係があり、魚を食べない国ほど殺人が多いという結果がでたそうです。


これは、魚を食べない人は暴力的で衝動的な行動に駆られやすいともいえます。


もちろん、経済情勢や社会情勢、そして殺人犯すほどの理由についてはいろいろあるので魚を食べているかいないかだけでは、計れない問題ではありますが、魚をよく食べている国(人)ほど、敵意性が低いという統計があるのは事実なんです。


日本でも学生を対象にDHAが攻撃性(敵意性)を抑制するかどうかを調査した記録が残されています。


【調査方法】
41名の学生を2グループに分けて一方ではDHAを、もう一方には偽薬を3か月間与え続けて投与前後で心理テストを行い、両グループの差を比較。


【結果】
投与前の1回目の心理テストは夏休み明けとリラックスした状態、投与後はテスト前でストレスがかかっていた状態だったにもかかわらず、DHAを摂取したグループは敵意性の低下がみられた。一方の偽薬グループは強いストレス状況下の影響を受け敵意性が上昇。


誰でも経験があると思いますがストレスを受けた状態では心に余裕がないため衝動的にカッとなりがちですし、攻撃的になりやすいものですが、日常的にDHAを摂取していると小学生から50~60代と年齢に関係なく、ストレスによる敵意性を抑制できるということです。


DHAの摂取でなぜ敵意性が抑えられるのかはその詳しいメカニズムはわかっていませんが、うつ病と同様にセロトニンの働きをよくすることができるかという説が有力です。


セロトニンは感情のコントロールに関係している神経伝達物質のひとつであり、動物実験ではセロトニンの産生が減ったり、それをうまく利用できない状態にあると攻撃性が増すことが知られています。


人間の場合もDHA不足が脳内のセロトニンの分泌や利用を鈍らせて「キレる」大人や子供を増やしていると考えられなくもないということなんですね。