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関節リウマチの症状を緩和する。

DHAには世間一般には知られていない効果効果能がたくさんあるんですが、関節リウマチの症状の緩和に効果があるというのもその一つだと思います。


消費者庁が2012年4月にサプリメントに含まれる11成分の効果効能に関する根拠の確かさ(=有効性)についてランク付けをしたんですが、そのなかで関節リウマチの症状緩和におけるDHA・EPAの有効性は「Aランク」になっているんですね。


関節に働きかける成分として有名な年配の方に人気のグルコサミンが変形膝関節症の症状改善効果において「Bランク」ということを考えると、DHA・EPAの「Aランク」の凄さがおわかりいただけると思います。


「DHA・EPAが関節の痛みに有効である」というのはアメリカなどでは常識で、サプリなどもそうした効果効能をうたって販売されているようなんですが、日本においてはあくまで青魚のサラサラ成分であり、関節への効果については触れられません。


というのも関節に関連した成分としてはグルコサミンやコンドロイチンあるいはⅡ型コラーゲンという成分をお金をかけて宣伝し、世間に浸透させて売っているため、そこにあえて「DHA・EPAが関節の痛みに有効」であるという宣伝をする必要がないからです。


今後はどうなるかわかりませんが、本当に効果がある成分がサプリメーカーの都合のために世間に知られずに埋もれていくのはちょっと悲しい気がしますよね。

関節リウマチに対するDHAの効果

関節リウマチとは、関節に炎症が起こり痛みが生じるだけでなく、軟骨や骨が破壊されてしまうため関節の機能が損なわれ、対策をしないと関節が変形してしまうという病気です。


手首や手足の指の関節に発症しやすく、腫れと痛みがともなうこと、30~40代の女性に多いこと、他の関節の病気と違って、関節を動かしていないのに痛い!という特徴があります。


この関節リウマチの関節に生じる腫れや痛みの原因は免疫の異常だということがわかっています。本来なら体内に侵入した異物やウイルスなどを攻撃し、排除する体内の免疫に異常が起きてしまい、本来害のないはずの自分自身の細胞や組織を攻撃してしまうことで炎症が起き、関節機能が破壊されてしまいます。


なぜ、関節リウマチになってしまうのかはまだわからないことも多く、自己免疫反応にエラーをおこさせる因子としては、以下のものが考えられています。


・遺伝
・ある種のウイルスへの感染(抗体を作るリンパ球の活動が活発化する)
・女性ホルモン(男性に比べて自己免疫機構が複雑)
・薬物
・化学物質
・ストレス


さて、こうした関節リウマチの腫れや痛みの症状になぜDHAが効果的なのかというと、炎症の原因となるアラキドン酸由来のプロスタグランジンやロイコトリエン B4(LTB4)の発生を抑制するからです。


ほかにもオメガ3系脂肪酸を摂取することで炎症を引き起こすリンパ球中TNFα量が減ることも確認されているのでDHA・EPAのその抗炎症作用で関節リウマチの症状緩和に役立つわけです。

DHA・EPAで関節リウマチが予防&改善もできる。

DHAやEPAが発見される原因になったイヌイット達に対する疫学調査によるとイヌイットのあいだでは関節リウマチをはじめ、ぜんそくや潰瘍性大腸炎など炎症性の疾患を患っている人はほとんどいなかったというデータが残っています。


その理由は前述したようにオメガ3系列脂肪酸には抗炎症作用があるからです。


女性を対象にした研究では、5年後に関節リウマチになる危険性について


・魚を週1回未満しか食べない人を「1」
・魚を週に1~2回食べる人は「0.78」
・魚を週に2回以上食べる人は「0.57」


と魚をよく食べるほど関節リウマチになるリスクが減るというデータもあります。


また、アメリカで行われた調査では、魚油をあたえたリウマチ患者とオリーブ油を与えたリウマチ患者を比較したところ、魚油を与えたリウマチ患者たちのほうに「朝の関節のこわばり」が緩和したり、「痛む関節の数」が減ったといった症状の緩和がみられたそうです。


日本では一部の人にしか知られていない関節リウマチへのDHA・EPAの効果ですが、アメリカではアスピリンなど治療薬の使用量を減らす治療法の一つとして期待されているものなんです。